1.アプリ導入
表1はMintに導入を試したアプリです。 そのうちソフトマネージャーで導入したのは『GoogleChrome』『Nautilus』『Filezilla』『ArduinoIDE』『FreeCAD』『Krita』 『VisualStudioCode』『Shutter』などを導入しています。 ソフトマネージャーの操作方法は ソフトマネージャー操作方法を確認下さい 今回は下表の中で『ソフト_cmd』と『Wine』について導入したいと思います。 なお❌印についは導入が失敗したものです。 表1の『導入方法』欄説明。
表1:Mintに導入を試したアプリ
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2.端末でアプリ導入
ここでは導入方法として『ソフトcmd』の端末入力による設定について説明します。 ソフトマネージャーで導入するのは、『Vsftpd』『Apache2』『Php』『Mariadb-server』『Phpmyadmin』です。 下記コマンド操作の前にソフトマネージャーでアプリを導入しておいて下さい。 ソフトマネージャーの操作方法は ソフトマネージャー操作方法を確認下さい Ubuntuではソフトマネージャーを使用せずコマンドだけで導入しています。参照 |
(1)FTP Serverの設定
vsftpdの設定ファイルを編集します。
※サービスと再起動[ service vsftpd start ]しても反映されません。注意 |
(2)Web Server Apache2の設定
a.パーミッションについて
b.シンボリックリンク
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(3)PHPMyAdminの設定
ログインするためのユーザー設定を行う このログインは http://192.168.*.*/phpmyadminでphpMyAdminのログインページを開く この時に使用するユーザー名「root」,パスワードは設定したものを使う。 ユーザー他設定 ysql_secure_installationというツールを使ってユーザー権限等を書き換え コマンド確認のこと
②rootパスワードを入力し、権限変更のコマンドを入力。 ③mysqlから外れる ④MariaDBを再起動して完了
/etc/apache2/apache2.confの最下行に以下を追記
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3.Wineでアプリ動作
(1)Wineの導入
端末を起動して以下の順でキー入力をして進めて下さい。 ①32ビットアーキテクチャを有効にする。 sudo dpkg --add-architecture i386 ※私はWindowsで64bitアプリだったのでこれは入力していません。 ②リポジトリキーのダウンロード、そして追加 sudo mkdir -pm755 /etc/apt/keyrings sudo wget -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key ③リポジトリの追加 このコマンドはOSのバージョンにより違います。 ここで使用しているOSは『Debian Edition LMDE』で『Linux Mint 21.x』と同じようです。 sudo wget -NP /etc/apt/sources.list.d/ https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/dists/jammy/winehq-jammy.sources ④パッケージの更新をし、Wineの安定版をインストールする。 sudo apt update sudo apt install --install-recommends winehq-stable ⑤Wineの設定:windowsのバージョン設定など winecfg
sudo apt install winetricks winetricks 下記画面が表示されるので選択した後、『OK』をマウスクリックする。
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(2)LTspiceの導入
LTspiceはWindows同様のやり方(②導入時多少違う?)で導入、動作ができました。
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(3)RADIO IC-PCR1000の導入
![]() 何時か『CP2102』で確認をしたいと思います。 IC-PCR1000は RS232C COMポートでパソコンと接続しパソコンから制御できる受信器です。 販売開始は1998年で非常に古いのですが写真の様に可動部は元電源スイッチだけのため現在でもwidowsで使用可能です。 製造者はICOMで周波数範囲は100kHz〜1,300MHzまで電波形式は WFM/FM/AM/SSB/CW で 1Hz の分解能が有ります。 アプリは Windows® 98/98SE/ME/2000/XP 用が付属。 今回この受信のRS232C端子をUSBに変換して接続します。 USBに変換するディバイス(以下『USB変換器』と言う)は2種類で試します。 1.ELECOM UC-SGT(初期):PL2303 2.製造者不明:CH341 で動作確認をした結果は 動作はしました。 アプリの導入方法は(2)②〜と同じですが、COMポートの関連付けを以下に説明する。 < USBとCOMポートの関連付け > ①USB変換器(ELECOM UC-SGT)をパソコンに接続する。 ②『端末』を起動しコマンド『lsusb』を実行する。 赤字が接続しているUSB変換器を示す。
③USB変換器を検出しているので、USB変換器のドライバ(pl2303)モジュールを挿入する。
④/dev/ディレクトリにUSBが使用できるようファイル ttyUSB が作成されている事を確認
⑤Wineのレジストリーを起動する。
![]() ⑥追加する内容は 『名前』を『COM1』 『データ』を『/dev/ttyUSB0』と入力する。 ⑦Wineレジストリーエディターの右上❌をマウスクリックすると画面は消え、端末の表示はキーを待ち受けになるので、『exit』と入力し端末を終了する。
ーーーー これから以下はこの導入が終わった後の アプリの起動手順 ---- ⑩再起動後、端末を起動して下記パーミッションを設定する。
⑫IC-PCR1000の電源を入れる。 ⑬アプリを起動する。 以上 |
(4)RADIO SDR ELAD FDM-S2の導入
![]() このFDMーS2はUSB接続ですが、IC-PCR1000の様なCOM接続ではありません。 またアプリを導入しようとしても必要な物が無いと言うことで途中でキャンセルしてプログラムの書き込みも中途で終わります。 今後なんとかアプリからUSBに接続できるよう確認して行く。 左下画像は、FDM-S2を接続して、コマンドでUSBの接続は確認できる。 製造者IDが1721、装置IDが061c と表示されているが、アプリに接続する方法が不明。 プログラムを.win内のフォルダーに手動でコピーしたのですが、Wineでアプリを起動しても、USBを確認出来ないため、 ダイアログボックスの接続リストは空白です。 右下画像ではオフラインで表示は出来る。(UTC Time、Local Timeは動作している様だ) ![]() ![]() |
(5)3D Printer VoxelMakerの導入
動作しました。 アプリの導入方法は(2)②〜と同様 ![]() |
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(6)RIGOL Ultra Sigmaの導入
![]() .NET Framework 4.5 をアプリ導入後にインストールすることにより動作可能となった。 アプリの導入方法は(2)②〜と同様 導入中.NET Framework2.0が無い等のメッセージが出るが「OK」等で進める。 Windwsの時にXAMPPでApacheサーバーがUltra SigmaのWebサーバーと競合しエラーとなっていましたが今回は関係なく共に動作しています。 参考 競合対策 .NET Framework 4.5の導入方法
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