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部品 オペアンプ_関係 Si4735 マニュアル 0x48
1 0x48 AM_AGC_OVERRIDE 概要
1.1  概要
1.2  注意事項・実装ポイント
1.2.1 選局でAGC OFFリセット
1.2.2 リビジョンで異なる
2 コマンドパラメータ
2.1 パラメータリスト
2.2 パラメータ
2.2.1 AMAGCDIS
2.2.2 AMAGCNDX
3 応答パラメータ
3.1 パラメータリスト
3.2 パラメータ
3.2.1 CTS
3.2.2 ERR
3.2.3 RSQINT
3.2.4 STCINT
4 その他
4.1 Google AI (Gemini) の見解
4.1.1 手動RFゲインの搭載
4.1.2 AGC特性の擬似最適化
4.1.3 まとめ

PrO:Si4735関係  Si4735について
 Si4735ラジオを作って見よう1
 v コマンド & パラメータ辞書 v
 0x01. POWER_UP
 0x10. GET_REV
 0x11. POWER_DOWN
 0x12. SET_PROPERTY
 0x13. GET_PROPERTY
 0x14. GET_INT_STATUS
 0x20. FM_TUNE_FREQ
 0x21. FM_SEEK_START
 0x22. FM_TUNE_STATUS
 0x23. FM_RSQ_STATUS
 0x24. FM_RDS_STATUS
 0x27. FM_AGC_STATUS
 0x28. FM_AGC_OVERRIDE
 0x40. AM_TUNE_FREQ
 0x41. AM_SEEK_START
 0x42. AM_TUNE_STATUS
 0x43. AM_RSQ_STATUS
 0x47. AM_AGC_STATUS
 0x48. AM_AGC_OVERRIDE
 0x80. GPIO_CTL
 0x81. GPIO_SET

Pr:OPAMP オペアンプ関係
PrO:送受信機  Si4735
PrO:オペアンプ  LM324
 LM358
Pr:Prプロセッサ関係
PrP:プロセッサ
動作比較
 STM32F動作比較
 CH32V203&STM32F 動作比較
 arduino動作比較
raspberrypi関係
 RaspberryPiハード
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 -CH32V開始
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 -003J4M6(8Pin)開始
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 -Moun River StudioⅡ
 プログラミング!
  203_GPIO関係
  203_TIME関係
  203_TIME Encoder
  203_I2C関係
  203_1-Wire関係
  003_DS18B20テスター
  USART(UART)関係
  DS18B20をModBus制御
 -マニュアル
 203データシート
 203取説
  MBA メモリとバス方式
  PWR 電力制御
  RCC リセット・拡張・クロック
  BKP バックアップレジスタ
  CRC 巡回冗長検査
  RTC リアルタイムクロック
  GPIO GPIOと代替機能
  DMA ダイレクトメモリアクセス制御
  ADTM 高度な制御タイマー
  GPTM 汎用タイマー
  BCTM 基本タイマー
  USART 同期非同期通信
arduino関係
 ESP12関係
 (a)ESP-8266D1mini注意
PrP:その他  RS485ドライバー
 CP2102 BRIDGE
 WCH-LinkEエミュレーター
Pr:Wire 電線関係
Pr:Resistance 抵抗
Pr:Capacitor コンデンサ
Pr:Coil コイル
Pr:PassiveElmt 受動素子
Pr:Diode ダイオード関係
Pr:Tr トランジスタ関係
2SC1815
 リレードライバー設計
 アンプ設計
 発振器
TLP152
 TLP152テスト
TLP2361
 TLP2361テスト
TLP5754
 TLP5754テスト
Pr:Source 電源関係  ツェナーダイオード
 TL431
 LM317
PrS:Downモジュール
 EGS002_IR2110S
 SKU011012
 ACDC02
 XH_M299
 LM2596
 Mini360_MP23070N
 DROK
 WH140
PrS:UPモジュール
 MT3608
PrS:充電モジュール
 TP4056
Pr:Sensor_AD_時計等
PrS:電圧、電流
ADS1115 16bit4CH I2C A/D
 Hardware
 RaspberryPi_コマンド接続
 RaspberryPi_Python
 Arduino
 CH23V203 MounRiverStudioⅡ
INA226 I2C 直流電圧電流
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
WCS 電流ホール素子
 Hardware
PrS:温度、気圧、湿度、照度
BNE280 I2C 気圧,湿度,気温
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
BH1750 I2C 照度
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
DS18B20 1-Wire 温度計
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
PrS:時間、日時
DS3231 I2C 時計
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
PrS:表示器
MAR3953 320X480 3.95"
 概要と線や点を描く
 フォントを描く
SSD1306 I2C 0.96"OLED
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
Pr:Old Processor他
Ot:Others その他
この辞書は、Skyworks (Silicon Labs) Si47XX PROGRAMMING GUIDE AN332 を基に、Google AI (Gemini) の協力を得て作成しています。

1 コマンド 0x48. AM_AGC_OVERRIDE 概要

1.1 概要

Si4735の0x48コマンド(AM_AGC_OVERRIDE)は、AM、短波(SW)、長波(LW)の受信時に、ICが自動で行っている利得調整(AGC)を強制的に解除し、ユーザー(マイコン)側から手動でゲイン(増幅率)を固定・制御するためのコマンドです。
前述の 0x47(AM_AGC_STATUS) が「状態の読み出し」だったのに対し、この 0x48 は「状態の書き込み(上書き)」を担います。
AM AGC設定を上書きし、AGCを無効にして、ゲインインデックスを0(最小減衰)から37+ATTN_BACKUP(最大減衰)の範囲で強制的に設定します。
CTSビット(およびオプションの割り込み)は、次のコマンドを安全に送信できるときにセットされます。
このコマンドは、電源投入モードのときのみ送信できます。

対応機種:全機種
コマンド引数:2個
応答バイト:なし

1.2 コマンド関連の注意事項・実装のポイント

1.2.1 選局(チューニング)を行うと自動リセットされる

0x48 コマンドでせっかくゲインを手動固定(AMAGCDIS = 1)にしても、その後に周波数を変えるコマンド(0x40: AM_TUNE_FREQ や 0x41: AM_SEEK_START)を1回でも発行すると、ICの仕様として手動設定が解除され、自動AGC(AMAGCDIS = 0)へと勝手にリセットされます。
そのため、手動ゲインお気に入りの状態を維持したい場合は、「選局処理が終わった(STCが1になった)直後に、再度 0x48 コマンドを送り直す」というコード設計が必須です。

1.2.2 インデックス値の「上限」はリビジョンで異なる

AMAGCNDX に設定できる最大値は、Si4735のファームウェア・リビジョン(ROMリビジョン)によって異なります。
古いリビジョンでは 37 が最大ですが、新しいリビジョンではさらに細かいステップ(例: 59や60以上)までサポートされている場合があります。
限界を超えた値を書き込むと挙動が不安定になるため、データシートの対応表を確認するか、実際に 0x47 コマンドで自動時にどこまで値が上がっているかを事前リサーチしておく必要があります。




2 コマンドパラメータ

2.1 パラメータリスト

BitD7D6D5D4D3D2D1D0
CMD01000000
ARG10000000AMAGCDIS
ARG2AMAGCNDX(AM AGC Disable Bit)

ARGBitNameFunction
AMAGCDISAM AGC 無効化
このビットは、AGC を有効にするか無効にするかを選択します。
0 = AGC 有効
1 = AGC 無効
AMAGCNDXAM AGCインデックス
このバイトは、現在のAGCゲインインデックスを示します。
0 = 最小減衰(最大ゲイン)
1~36+ATTN_BACKUP = 中間減衰
37+ATTN_BACKUP = 最大減衰(最小ゲイン)
注:最大インデックスは変更される場合があります。プロパティ0x3705を参照してください。
ATTN_BACKUPの詳細については、AM_FRONTEND_AGC_CONTROLを参照してください。

2.2 パラメータ

2.2.1 AMAGCDIS(AM AGC Disable Bit)

目的
自動利得制御(AGC)の「有効」と「無効(手動固定)」を切り替えます。
解説
0(デフォルト): AGCを有効にします。ICが電波の強さに合わせて自動調整する通常モードです(このとき、次の AMAGCNDX の設定値は無視されます)。
1: AGCを無効(上書き)にします。ICの自動調整が完全にストップし、受信感度が次項の AMAGCNDX で指定した値にガチッと固定されます。

2.2.2 AMAGCNDX(AM AGC Index)

目的
AGCを無効(AMAGCDIS = 1)にした際、内部のLNA(ローノイズアンプ)などの減衰量(アッテネータ)の段階を手動で直接指定します。
解説
指定できる値は通常 0 から 37(またはそれ以上、リビジョンによる)の整数です。
0: 減衰なし(=手動による最大ゲイン / 最高感度設定)。
遠くの非常に微弱な電波を限界まで増幅して拾い上げたいときに指定します。
数値を大きくする(例: 20や37): 減衰量を大きく(=ゲインを低く)します。近くに強力な送信所があり、電波が強すぎて音がバリバリに割れてしまう(飽和している)場合に、数値を大きくして意図的に感度を落とします。





3 応答パラメータ

3.1 パラメータリスト

BitD7D6D5D4D3D2D1D0
STATUSCTSERRXXRSQINTXXSTCINT

3.2 パラメータ

応答の先頭パラメータ
応答(STATUSバイト)に含まれる各ビット(CTS, ERR, RSQINT, STCINT)は、「デバイスの現在の処理状態」や「各種割り込み(通知)の発生」をホストMCUに知らせる目的で設計されています。 STATUSバイトの信頼性:Si4735の仕様上、いくつかのコマンド送信時に返ってくるSTATUSバイトでは、CTS以外の割り込みビット(RSQINT, STCINTなど)がリアルタイムに更新されない場合があります。
正しい確認方法:正確な割り込みステータスを確認したい場合は、STATUSバイトを直接過信するのではなく、専用の割り込み確認コマンド(例:GET_INT_STATUS (0x14) コマンドなど)を明示的に発行して最新の状態を読み出すのが一般的なセオリーとなっています。

3.2.1 CTS(Clear to Send)

目的:
デバイスが次のコマンドを受け付けられる状態かどうかを判定する。
解説:
最も重要なビットです。Si4735が前のコマンドの処理を完了し、「次のコマンドを送信しても安全(送信可)」になると1にセットされます。
0の間はデバイスが内部処理中(ビジー)であるため、ホストMCUは次のコマンド送信を待機する必要があります。

3.2.2 ERR(Error)

目的:
直前に送信したコマンドが正常に実行されたか、エラーが発生したかを判別する。
解説:
コマンドの引数(引数の値が範囲外など)や、無効なコマンドが送られた場合に1にセットされます。
ホスト側のプログラムで例外処理や再試行(リトライ)を行うために使用します。

3.2.3 RSQINT(Received Signal Quality Interrupt)

目的:
受信信号の品質(電界強度RSSIやSNRなど)が、あらかじめ設定した閾値を超えた(または下回った)ことを通知する。
解説:
「受信品質の変化」をトリガーに処理を行いたい場合に使用します。
例えば、現在のチャンネルの電波が急激に弱くなったことを検知して自動で再スキャンをかける、といった機能を実装する目的で利用されます。

3.2.4 STCINT(Seek/Tune Complete Interrupt)

目的:
選局(Tune)操作または自動選局(Seek)操作が完了したことを通知する。
解説:
周波数を変更するコマンド(FM_TUNE_FREQ や FM_SEEK_START など)は内部処理に時間がかかります。
デバイスが「目的の周波数への同調、または次の放送局の検知を完了した」時点でこのビットが1になります。
選局完了のタイミングを正確に把握する目的で使用します。





4 その他

4.1 Google AI (Gemini) の見解

この 0x48 コマンドを応用して、市販の高級レシーバーに搭載されている「プロ向け機能」を自作ラジオに実装するためのアドバイスです。

4.1.1 「手動RFゲイン・ボリューム」の搭載

高級な通信型受信機には、音量ボリュームとは別に「RF GAIN(高周波増幅率)」という独立したつまみがついています。
Geminiからの提案: ラジオの操作パネルに「感度調整用」の可変抵抗(ポテンショメータ)やロータリーエンコーダーを1つ追加し、その操作値をマイコンで 0〜37 の数値に変換して 0x48 の AMAGCNDX へリアルタイムに流し込む機能を実装してみてください。
これにより、混信の激しい短波帯(SW)で、目的の信号が隣の強力な局のノイズに埋もれそうなとき、ユーザーの手動調整で絶妙にゲインを絞り込み、目的の局だけを綺麗に浮かび上がらせるという「これぞBCLラジオ」という深い操作感が得られます。

4.1.2 短波(SW)遠距離受信時の「AGC特性の擬似最適化」

Si4735の内部自動AGCは、一般的なAM放送(中波)をターゲットに最適化されているため、短波特有の激しい電波の揺らぎ(フェージング)に対しては、自動ゲインの追従がギクシャクして逆に聴きづらくなる(音が不自然に大きくなったり小さくなったりする)ことがあります。
ワンランク上のアプローチ: ユーザーが「短波の遠距離局をじっくり聴きたい」となったとき、ボタン一つで『手動AGC固定モード』に切り替えられるようにします。0x43(AM_RSQ_STATUS) で電波の平均強度を数秒間サンプリングし、その平均値に合わせた AMAGCNDX を 0x48 で固定投入します。
ICのバタバタした自動調整をあえて殺すことで、フェージングの波はそのまま残りつつも、耳に優しい自然な短波の音を維持することができます。

4.1.3 まとめ

0x48(AM_AGC_OVERRIDE) は、DSPラジオチップの「全自動おまかせモード」をあえて解除し、ユーザーが受信機の主導権を握るためのコアなコマンド です。
選局ごとの自動リセットという癖はありますが、これをマイコンのソフト側で上手にハンドリングすれば、自作ラジオのクオリティをホビーの領域から「本格的な無線通信機」の領域へと引き上げることができます。






































更新日 2026/06/21 16:56  管理者 平林 剛Hirabayashi Takeshi