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部品 オペアンプ_関係 Si4735 マニュアル PrpNote0x1806
1 0x1806. FM_BLEND_S・・ 概要
2 プロパティ
2.1 プロパティリスト
2.2 プロパティ
2.2.1 ATTACK
3 応答パラメータ
4 その他(Gemini)の見解
4.1 コマンドのステップ注意事項
4.2 もう少し踏み込んだ応用展開
4.3 デバッグ時のチェックリスト
4.4 まとめ

PrO:Si4735関係  Si4735について
 Si4735ラジオを作って見よう1
 Si4735テスト中に困った!事項
 v コマンド & パラメータ解説 v
 0x01. POWER_UP
 0x10. GET_REV
 0x11. POWER_DOWN
 0x12. SET_PROPERTY
 0x13. GET_PROPERTY
 0x14. GET_INT_STATUS
 0x20. FM_TUNE_FREQ
 0x21. FM_SEEK_START
 0x22. FM_TUNE_STATUS
 0x23. FM_RSQ_STATUS
 0x24. FM_RDS_STATUS
 0x27. FM_AGC_STATUS
 0x28. FM_AGC_OVERRIDE
 0x40. AM_TUNE_FREQ
 0x41. AM_SEEK_START
 0x42. AM_TUNE_STATUS
 0x43. AM_RSQ_STATUS
 0x47. AM_AGC_STATUS
 0x48. AM_AGC_OVERRIDE
 0x80. GPIO_CTL
 0x81. GPIO_SET
 v プロパティ解説 v
 0x0001.GPO_IEN
 0x0102. DIGITAL_OUTPUT・・
 0x0104. DIGITAL_OUTPUT・・
 0x0201. REFCLK_FREQ
 0x0202. REFCLK_PRESCALE
 0x1100. FM_DEEMPHASIS
 0x1102. FM_CHANNEL_FILTER
 0x1107. FM_ANTENNA_INPUT
 0x1108. FM_MAX_TUNE_ERR・・
 0x1200. FM_RSQ_INT_SOURCE
 0x1201. FM_RSQ_SNR_HI_T・・
 0x1202. FM_RSQ_SNR_LO_T・・
 0x1203. FM_RSQ_RSSI_HI・・
 0x1204. FM_RSQ_RSSI_LO・・
 0x1205. FM_RSQ_MULTIPA・・
 0x1206. FM_RSQ_MULTIPA・・
 0x1207. FM_RSQ_BLEND_TH・・
 0x1300. FM_SOFT_MUTE_RATE
 0x1301. FM_SOFT_MUTE_SL・・
 0x1302. FM_SOFT_MUTE_M・・
 0x1303. FM_SOFT_MUTE_S・・
 0x1304. FM_SOFT_MUTE_R・・
 0x1305. FM_SOFT_MUTE_A・・
 0x1400. FM_SEEK_BAND_B・・
 0x1401. FM_SEEK_BAND_TOP
 0x1402. FM_SEEK_FREQ_S・・
 0x1403. FM_SEEK_TUNE_S・・
 0x1404. FM_SEEK_TUNE_R・・
 0x1500. FM_RDS_INT_SOU・・
 0x1501. FM_RDS_INT_FIF・・
 0x1502. FM_RDS_CONFIG
 0x1503. FM_RDS_CONFIDE・・
 0x1800. FM_BLEND_RSSI_S・・
 0x1801. FM_BLEND_RSSI_M・・
 0x1802. FM_BLEND_RSSI_A・・
 0x1803. FM_BLEND_RSSI_R・・
 0x1804. FM_BLEND_SNR_ST・・
 0x1805. FM_BLEND_SNR_M・・
 0x1806. FM_BLEND_SNR_A・・
 0x1807. FM_BLEND_SNR_R・・
 0x1808. FM_BLEND_MULTI・・
 0x1809. FM_BLEND_MULTI・・
 0x180A. FM_BLEND_MULTI・・
 0x180B. FM_BLEND_MULTI・・
 0x1A00. FM_HICUT_SNR_H・・
 0x1A01. FM_HICUT_SNR_L・・
 0x1A02. FM_HICUT_ATTAC・・
 0x1A03. FM_HICUT_RELEA・・
 0x1A04. FM_HICUT_MULTI・・
 0x1A05. FM_HICUT_MULTI・・
 0x1A06. FM_HICUT_CUTOF・・
 0x3100. AM_DEEMPHASIS
 0x3102. AM_CHANNEL_FIL・・
 0x3103. AM_AUTOMATIC_V・・
 0x3104. AM_MODE_AFC_SW・・
 0x3105. AM_MODE_AFC_SW・・
 0x3200. AM_RSQ_INT_SOU・・
 0x3201. AM_RSQ_SNR_HI_T・
 0x3202. AM_RSQ_SNR_LO_T・
 0x3203. AM_RSQ_RSSI_HI・・
 0x3204. AM_RSQ_RSSI_LO・・
 0x3300. AM_SOFT_MUTE_R・・
 0x3400. AM_SEEK_BAND_B・・
 0x3401. AM_SEEK_BAND_TOP
 0x3402. AM_SEEK_FREQ_S・・
 0x3403. AM_SEEK_TUNE_S・・
 0x3404. AM_SEEK_TUNE_R・・
 0x4000. RX_VOLUME
 0x4001. RX_HARD_MUTE

Pr:OPAMP オペアンプ関係
PrO:送受信機  Si4735
PrO:オペアンプ  LM324
 LM358
Pr:Prプロセッサ関係
PrP:プロセッサ
動作比較
 STM32F動作比較
 CH32V203&STM32F 動作比較
 arduino動作比較
raspberrypi関係
 RaspberryPiハード
CH32V関係
 -CH32V開始
 -203K8T6(32Pin)開始
 -203C8T6(48P)開始
 -003J4M6(8Pin)開始
 -003F4P6(20Pin)開始
 -Moun River StudioⅡ
 プログラミング!
  203_GPIO関係
  203_TIME関係
  203_TIME Encoder
  203_I2C関係
  203_1-Wire関係
  003_DS18B20テスター
  USART(UART)関係
  DS18B20をModBus制御
 -マニュアル
 203データシート
 203取説
  MBA メモリとバス方式
  PWR 電力制御
  RCC リセット・拡張・クロック
  BKP バックアップレジスタ
  CRC 巡回冗長検査
  RTC リアルタイムクロック
  GPIO GPIOと代替機能
  DMA ダイレクトメモリアクセス制御
  ADTM 高度な制御タイマー
  GPTM 汎用タイマー
  BCTM 基本タイマー
  USART 同期非同期通信
arduino関係
 ESP12関係
 (a)ESP-8266D1mini注意
PrP:その他  RS485ドライバー
 CP2102 BRIDGE
 WCH-LinkEエミュレーター
Pr:Wire 電線関係
Pr:Resistance 抵抗
Pr:Capacitor コンデンサ
Pr:Coil コイル
Pr:PassiveElmt 受動素子
Pr:Diode ダイオード関係
Pr:Tr トランジスタ関係
2SC1815
 リレードライバー設計
 アンプ設計
 発振器
TLP152
 TLP152テスト
TLP2361
 TLP2361テスト
TLP5754
 TLP5754テスト
Pr:Source 電源関係  ツェナーダイオード
 TL431
 LM317
PrS:Downモジュール
 EGS002_IR2110S
 SKU011012
 ACDC02
 XH_M299
 LM2596
 Mini360_MP23070N
 DROK
 WH140
PrS:UPモジュール
 MT3608
PrS:充電モジュール
 TP4056
Pr:Sensor_AD_時計等
PrS:電圧、電流
ADS1115 16bit4CH I2C A/D
 Hardware
 RaspberryPi_コマンド接続
 RaspberryPi_Python
 Arduino
 CH23V203 MounRiverStudioⅡ
INA226 I2C 直流電圧電流
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
WCS 電流ホール素子
 Hardware
PrS:温度、気圧、湿度、照度
BNE280 I2C 気圧,湿度,気温
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
BH1750 I2C 照度
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
DS18B20 1-Wire 温度計
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
PrS:時間、日時
DS3231 I2C 時計
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
PrS:表示器
MAR3953 320X480 3.95"
 概要と線や点を描く
 フォントを描く
SSD1306 I2C 0.96"OLED
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
Pr:Old Processor他
Ot:Others その他
この解説は、Skyworks (Silicon Labs) Si47XX PROGRAMMING GUIDE AN332 を基に、Google AI (Gemini) の協力を得て作成しています。

1 プロパティ 0x1806. FM_BLEND_SNR_ATTACK_RATE 概要

FM_BLEND_SNR_ATTACK_RATE
SNRに基づくブレンド処理における、ステレオからモノラルへの切り替え(アタック)速度を設定します。
値を小さくするとアタックは遅くなり、大きくすると速くなります。
次のコマンドを送信可能な状態になると、CTSビット(およびオプションの割り込み)がセットされます。
このプロパティは、パワーアップモードの時のみ設定または読み出しが可能です。
デフォルト値は4000(約16 ms)です。

ATTACK[15:0] = 65536 / time (timeはミリ秒単位の希望する遷移時間)
対応デバイス: Si4704/05-D50以降、Si4706-D50、Si4730/31/34/35-D50以降、Si4732
デフォルト値: 0x0FA0
ステップ: 1
範囲: 0(無効)、1~32767




2 プロパティ

2.1 プロパティリスト

Bit上位バイト PROPH下位バイト PROPL
1514131211109 8 7 6 5 4 3 2 1 0
Name ATTACK

BitNameFunction
15:0ATTACK

2.2 プロパティ

本プロパティは、FM受信中にマルチパスや混信などによって信号対雑音比(SNR)が急激に悪化した場合、 ステレオ音声からモノラル音声へとブレンド(移行)させる速度(アタック・レート)を設定します。
RSSI(電波強度)が十分に高くても、突発的なノイズバーストによってSNRが低下した際、このアタック・レートを最適化しておくことで、 リスナーの耳に不快な歪み(ジャリジャリ音)が届く前に一瞬でモノラルに落とし、オーディオの明瞭度を保護します。
デフォルト値: 4000(0x0FA0)※時間換算で約16ms
設定範囲: 1 〜 65535
動作ルール: 設定値が大きいほどモノラルへの移行速度が速くなり(Fast Attack)、値が小さいほど遅くなります(Slow Attack)。
計算式: ATTACK[15:0] = 65536 / time (time は目標とする遷移時間、単位はミリ秒)

2.2.1 ATTACK (FM_BLEND_SNR_ATTACK_RATE)

目的と概要:
現在のSNRが、設定されたステレオ上限閾値(0x1804)を下回り、モノラル下限閾値(0x1805)へ向かって急落する際の「ステレオ・セパレーションを減少させる時間的な追従速度」を決定します。
突発的な音質低下に対し、先回りして定位を中央に寄せるための時間を支配します。
AN332に明記されない目的と解説:
公式プログラミングガイド「AN332」には計算式と範囲のみが記述されていますが、実設計におけるこのプロパティの真の目的は、 「高周波フェージング・ノイズと人間の聴覚マスキングの調停」にあります。
RSSIベースのアタック(0x1802)が「電波の減衰(マクロな変化)」に対応するのに対し、SNRアタック(0x1806)は「局所的なマルチパス歪み(ミクロで高速な変化)」に対応します。
SNRベースの変化はRSSIよりも変動ピッチが非常に細かいため、アタックを速くしすぎると、 ノイズは消える代わりに「音場がパタパタと超高速で開閉する(音響ポンピング現象)」という別の不快感が生じます。
ノイズの立ち上がりをいかに自然に丸め込むかという、オーディオチューニングの最もデリケートな境界線を制御しています。





3 応答パラメータ

STATUS (Status Byte)
CTS (Clear to Send):
1 になると、チップが前のコマンドの処理を完了し、次のコマンドを受け入れられる状態であることを示します。

ERR (Error):
1 の場合、直前に送ったコマンドやプロパティの引数が不正(範囲外など)であったことを示します。




4 その他(Google AI (Gemini) の見解)

4.1 コマンドの重要ステップと注意事項

16ビット・分割送信の徹底:
本プロパティは16ビットレジスタです。SET_PROPERTY 送信時は、上位バイト(ARG2)と下位バイト(ARG3)へ正確にビットシフト・分割して配置してください

ファームウェア・リビジョンの壁:
本プロパティは、Si4735のリビジョンD50以降のファームウェアでのみ実装されています。
古いファームウェアやリビジョンC30以前などの個体では、コマンドを送っても内部で無視され、デフォルトの挙動から一切変化しないため、 事前に必ず GET_REV コマンドでターゲットチップの世代を確認してください。

4.2 もう少し踏み込んだ応用展開

「都市部マルチパス対策」の超高速アタックモード:
ビル群に囲まれた市街地を移動する機材(車載やポータブル)では、反射波による一瞬のSNR悪化(ジャリッというノイズ)が頻発します。
この場合、アタック・レートをデフォルトの16msから、さらに高速な「5ms 〜 8ms(設定値:13107 〜 8192)」へと引き上げます。
これにより、人間の耳がノイズの不快感を認識する前に一瞬でモノラルに逃がす、強力なノイズ・キャンセリング的ブレンド制御が可能になります。

ハイカット(HICUT)プロパティ(0x1A02)との動的シンクロ:
SNRが悪化してステレオをモノラルに畳む(本プロパティの動作)のと同時に、高音域をカットして「シャー」という高周波ノイズを丸める FM_HICUT_ATTACK_RATE (0x1A02) も同じ時定数(ミリ秒)に揃えて動的連動させます。
これにより、「音場が狭まると同時に、高域ノイズも一緒に滑らかに消える」という、非常に高級感のある洗練された聴感フェードを実現できます。

4.3 デバッグ時のチェックリスト

リビジョンの確認:
使用しているSi4735の物理個体が、本当にD50以降(SNRブレンドレート制御対応)であるか?

ゼロ除算のガード:
マイコン側のプログラムで時定数から設定値を自動計算させる際、time = 0 が代入されて 65536 / 0 によるフリーズや不正値が発生していないか?

音響ポンピング(息継ぎ現象)の発生確認:
アタックレートを速く設定しすぎた結果、強電界と弱電界の境界でオーディオの広がりが「バタバタ」「フワフワ」と不自然に暴れて聴こえないか?

4.4 まとめ

FM_BLEND_SNR_ATTACK_RATE(0x1806)は、RSSIだけでは捉えきれない「音の濁り(SNR悪化)」に対して、 どれほど鋭敏かつスマートにオーディオを保護できるかを決定づける速度コントローラーです。
デフォルト値(16ms)は非常に優秀ですが、実機の設置環境(固定設置か、移動体か)に合わせてこの速度を追い込むことで、 混信やマルチパスの多い日本のFM環境下でも、ノイズを一切感じさせない滑らかなプレミアム・オーディオの挙動をhobbylab.jpのシステムで確立することが可能になります。





































更新日 2026/07/11 11:56  管理者 平林 剛Hirabayashi Takeshi