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部品 オペアンプ_関係 Si4735 マニュアル PrpNote0x1809
1 0x1809. FM_BLEND_M・・ 概要
2 プロパティ
2.1 プロパティリスト
2.2 プロパティ
2.2.1 MONOTHRESH
3 応答パラメータ
4 その他(Gemini)の見解
4.1 コマンドのステップ注意事項
4.2 もう少し踏み込んだ応用展開
4.3 デバッグ時のチェックリスト
4.4 まとめ

PrO:Si4735関係  Si4735について
 Si4735ラジオを作って見よう1
 Si4735テスト中に困った!事項
 v コマンド & パラメータ解説 v
 0x01. POWER_UP
 0x10. GET_REV
 0x11. POWER_DOWN
 0x12. SET_PROPERTY
 0x13. GET_PROPERTY
 0x14. GET_INT_STATUS
 0x20. FM_TUNE_FREQ
 0x21. FM_SEEK_START
 0x22. FM_TUNE_STATUS
 0x23. FM_RSQ_STATUS
 0x24. FM_RDS_STATUS
 0x27. FM_AGC_STATUS
 0x28. FM_AGC_OVERRIDE
 0x40. AM_TUNE_FREQ
 0x41. AM_SEEK_START
 0x42. AM_TUNE_STATUS
 0x43. AM_RSQ_STATUS
 0x47. AM_AGC_STATUS
 0x48. AM_AGC_OVERRIDE
 0x80. GPIO_CTL
 0x81. GPIO_SET
 v プロパティ解説 v
 0x0001.GPO_IEN
 0x0102. DIGITAL_OUTPUT・・
 0x0104. DIGITAL_OUTPUT・・
 0x0201. REFCLK_FREQ
 0x0202. REFCLK_PRESCALE
 0x1100. FM_DEEMPHASIS
 0x1102. FM_CHANNEL_FILTER
 0x1107. FM_ANTENNA_INPUT
 0x1108. FM_MAX_TUNE_ERR・・
 0x1200. FM_RSQ_INT_SOURCE
 0x1201. FM_RSQ_SNR_HI_T・・
 0x1202. FM_RSQ_SNR_LO_T・・
 0x1203. FM_RSQ_RSSI_HI・・
 0x1204. FM_RSQ_RSSI_LO・・
 0x1205. FM_RSQ_MULTIPA・・
 0x1206. FM_RSQ_MULTIPA・・
 0x1207. FM_RSQ_BLEND_TH・・
 0x1300. FM_SOFT_MUTE_RATE
 0x1301. FM_SOFT_MUTE_SL・・
 0x1302. FM_SOFT_MUTE_M・・
 0x1303. FM_SOFT_MUTE_S・・
 0x1304. FM_SOFT_MUTE_R・・
 0x1305. FM_SOFT_MUTE_A・・
 0x1400. FM_SEEK_BAND_B・・
 0x1401. FM_SEEK_BAND_TOP
 0x1402. FM_SEEK_FREQ_S・・
 0x1403. FM_SEEK_TUNE_S・・
 0x1404. FM_SEEK_TUNE_R・・
 0x1500. FM_RDS_INT_SOU・・
 0x1501. FM_RDS_INT_FIF・・
 0x1502. FM_RDS_CONFIG
 0x1503. FM_RDS_CONFIDE・・
 0x1800. FM_BLEND_RSSI_S・・
 0x1801. FM_BLEND_RSSI_M・・
 0x1802. FM_BLEND_RSSI_A・・
 0x1803. FM_BLEND_RSSI_R・・
 0x1804. FM_BLEND_SNR_ST・・
 0x1805. FM_BLEND_SNR_M・・
 0x1806. FM_BLEND_SNR_A・・
 0x1807. FM_BLEND_SNR_R・・
 0x1808. FM_BLEND_MULTI・・
 0x1809. FM_BLEND_MULTI・・
 0x180A. FM_BLEND_MULTI・・
 0x180B. FM_BLEND_MULTI・・
 0x1A00. FM_HICUT_SNR_H・・
 0x1A01. FM_HICUT_SNR_L・・
 0x1A02. FM_HICUT_ATTAC・・
 0x1A03. FM_HICUT_RELEA・・
 0x1A04. FM_HICUT_MULTI・・
 0x1A05. FM_HICUT_MULTI・・
 0x1A06. FM_HICUT_CUTOF・・
 0x3100. AM_DEEMPHASIS
 0x3102. AM_CHANNEL_FIL・・
 0x3103. AM_AUTOMATIC_V・・
 0x3104. AM_MODE_AFC_SW・・
 0x3105. AM_MODE_AFC_SW・・
 0x3200. AM_RSQ_INT_SOU・・
 0x3201. AM_RSQ_SNR_HI_T・
 0x3202. AM_RSQ_SNR_LO_T・
 0x3203. AM_RSQ_RSSI_HI・・
 0x3204. AM_RSQ_RSSI_LO・・
 0x3300. AM_SOFT_MUTE_R・・
 0x3400. AM_SEEK_BAND_B・・
 0x3401. AM_SEEK_BAND_TOP
 0x3402. AM_SEEK_FREQ_S・・
 0x3403. AM_SEEK_TUNE_S・・
 0x3404. AM_SEEK_TUNE_R・・
 0x4000. RX_VOLUME
 0x4001. RX_HARD_MUTE

Pr:OPAMP オペアンプ関係
PrO:送受信機  Si4735
PrO:オペアンプ  LM324
 LM358
Pr:Prプロセッサ関係
PrP:プロセッサ
動作比較
 STM32F動作比較
 CH32V203&STM32F 動作比較
 arduino動作比較
raspberrypi関係
 RaspberryPiハード
CH32V関係
 -CH32V開始
 -203K8T6(32Pin)開始
 -203C8T6(48P)開始
 -003J4M6(8Pin)開始
 -003F4P6(20Pin)開始
 -Moun River StudioⅡ
 プログラミング!
  203_GPIO関係
  203_TIME関係
  203_TIME Encoder
  203_I2C関係
  203_1-Wire関係
  003_DS18B20テスター
  USART(UART)関係
  DS18B20をModBus制御
 -マニュアル
 203データシート
 203取説
  MBA メモリとバス方式
  PWR 電力制御
  RCC リセット・拡張・クロック
  BKP バックアップレジスタ
  CRC 巡回冗長検査
  RTC リアルタイムクロック
  GPIO GPIOと代替機能
  DMA ダイレクトメモリアクセス制御
  ADTM 高度な制御タイマー
  GPTM 汎用タイマー
  BCTM 基本タイマー
  USART 同期非同期通信
arduino関係
 ESP12関係
 (a)ESP-8266D1mini注意
PrP:その他  RS485ドライバー
 CP2102 BRIDGE
 WCH-LinkEエミュレーター
Pr:Wire 電線関係
Pr:Resistance 抵抗
Pr:Capacitor コンデンサ
Pr:Coil コイル
Pr:PassiveElmt 受動素子
Pr:Diode ダイオード関係
Pr:Tr トランジスタ関係
2SC1815
 リレードライバー設計
 アンプ設計
 発振器
TLP152
 TLP152テスト
TLP2361
 TLP2361テスト
TLP5754
 TLP5754テスト
Pr:Source 電源関係  ツェナーダイオード
 TL431
 LM317
PrS:Downモジュール
 EGS002_IR2110S
 SKU011012
 ACDC02
 XH_M299
 LM2596
 Mini360_MP23070N
 DROK
 WH140
PrS:UPモジュール
 MT3608
PrS:充電モジュール
 TP4056
Pr:Sensor_AD_時計等
PrS:電圧、電流
ADS1115 16bit4CH I2C A/D
 Hardware
 RaspberryPi_コマンド接続
 RaspberryPi_Python
 Arduino
 CH23V203 MounRiverStudioⅡ
INA226 I2C 直流電圧電流
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
WCS 電流ホール素子
 Hardware
PrS:温度、気圧、湿度、照度
BNE280 I2C 気圧,湿度,気温
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
BH1750 I2C 照度
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
DS18B20 1-Wire 温度計
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
PrS:時間、日時
DS3231 I2C 時計
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
PrS:表示器
MAR3953 320X480 3.95"
 概要と線や点を描く
 フォントを描く
SSD1306 I2C 0.96"OLED
 Hardware
 Arduino
 RaspberryPi_Python
Pr:Old Processor他
Ot:Others その他
この解説は、Skyworks (Silicon Labs) Si47XX PROGRAMMING GUIDE AN332 を基に、Google AI (Gemini) の協力を得て作成しています。

1 プロパティ 0x1809. FM_BLEND_MULTIPATH_MONO_THRESHOLD 概要

FM_BLEND_MULTIPATH_MONO_THRESHOLD
モノラル・ブレンドのマルチパス閾値を設定します(閾値以上で完全モノラル、閾値未満でブレンド)。
ステレオに固定するには、100に設定します。
モノラルに固定するには、0に設定します。
次のコマンドを送信可能な状態になると、CTSビット(およびオプションの割り込み)がセットされます。
このプロパティは、パワーアップ・モードの時のみ設定または読み出しが可能です。
デフォルト値は60です。

対応デバイス:Si4704/05-D50以降、Si4706-D50、Si4730/31/34/35-D50以降、Si4732
デフォルト:0x003C
ステップ:1
範囲:0~100




2 プロパティ

2.1 プロパティリスト

Bit上位バイト PROPH下位バイト PROPL
1514131211109 8 7 6 5 4 3 2 1 0
Name 00000000 0MONOTHRESH

BitNameFunction
6:0MONOTHRESH

2.2 プロパティ

本プロパティは、FM受信時においてマルチパス(電波の多重経路反射)による歪みやノイズの度合いに応じて、 音声出力を「完全なモノラル(Full mono)」へ完全に固定(移行完了)させるための下限閾値を設定するものです。
前段のプロパティ 0x1808 (FM_BLEND_MULTIPATH_STEREO_THRESHOLD) が「ステレオからモノラルへのブレンドを開始する閾値」であるのに対し、 この 0x1809 は「これ以上マルチパスが悪化したら、完全にブレンドを終えて強制モノラルにする閾値」を決定します。
マルチパス検出値がこの閾値を上回ると、オーディオ出力は完全にモノラル(セパレーション 0dB)となり、激しいマルチパスノイズを最大限に抑制します。

2.2.1 MONOTHRESH (Multipath threshold for mono blend)

目的と概要:
マルチパスに基づく完全モノラル移行の閾値を 0〜100(%) の範囲で設定します(デフォルト値は 60、即ち 0x003C)。
マルチパスのレベルがこの設定値を超えると完全なモノラル出力となり、この値と STRTHRESH (0x1808) の間にあるときは、 マルチパスの量に応じてステレオ感が無段階で変化(ブレンド)します。
強制的にステレオを維持したい場合は 100、強制的にモノラルへ落としたい場合は 0 を設定します。

AN332に明記されない目的と解説:
公式プログラミングガイド AN332 には単純な固定の条件分岐しか記述されていませんが、実際の無線工学・音響工学の観点における本パラメータの真の目的は、 「ステレオ・セパレーションの可変傾斜(スロープ)の急峻度をコントロールすること」にあります。
具体的には、0x1808 (STRTHRESH) と 0x1809 (MONOTHRESH) の差分幅が重要になります。
例えば、STRTHRESH = 20 / MONOTHRESH = 60(デフォルト)の場合、マルチパスが 20%〜60% に悪化するまでの「40%の幅」をかけてゆっくりとステレオからモノラルへブレンドされます。
しかし、もし MONOTHRESH を 30 などの低い値に詰めると、わずか 10% の悪化幅で急激にステレオからモノラルへ切り替わることになります。
移動体受信において、ブレンドの傾斜が急すぎると「急に音が広がったり、突然中央に縮こまったりする」という聴感上の違和感(音場の不自然なポンピング現象)が発生します。
逆に幅が広すぎると、過酷なマルチパス下でもダラダラとステレオ感を残してしまい、「ジー」という不快な歪みを完全に落としきれなくなります。
つまり、本パラメータは単なるモノラルのスイッチではなく、D/X(希望波と妨害波の比)の変動が激しい環境下で、 人間の耳に最も自然に聞こえる「フェードアウト速度」をチューニングするためのダンパー(緩衝材)としての役割を担っています。





3 応答パラメータ

STATUS (Status Byte)
CTS (Clear to Send):
1 になると、チップが前のコマンドの処理を完了し、次のコマンドを受け入れられる状態であることを示します。

ERR (Error):
1 の場合、直前に送ったコマンドやプロパティの引数が不正(範囲外など)であったことを示します。




4 その他(Google AI (Gemini) の見解)

4.1 コマンドの重要ステップと注意事項

0x1808(STEREO)との相関チェック
本プロパティを設定する際は、必ず STRTHRESH (0x1808) ≤ MONOTHRESH (0x1809) の関係を維持してください(例: 20 ≤ 60)。
もし誤って関係性を逆転(例: STRTHRESH=50、MONOTHRESH=20)させて設定した場合、内部DSPのブレンド演算ロジックが破綻し、 マルチパスの増減に対してステレオセパレーションが不自然にジャンプしたり、最悪の場合ブレンド機能自体が異常動作を起こす原因になります。

パワーアップ状態(FMRX)の維持
本コマンドは、FM受信モード(POWER_UP コマンドの引数 ARG1=0x00 で FMRX を指定)としてチップが完全に覚醒している状態でのみ有効です。
パワーダウン中、またはAM受信モード(AMRX)に移行している状態ではレジスタにアクセスできず、コマンドは破棄されます。

4.2 もう少し踏み込んだ応用展開

RSSI連動型ブレンドとの「クロス・マトリクス制御」
Si4735には、電界強度に連動する 0x1807(RSSIステレオ閾値)と 0x180A(RSSIモノラル閾値)が存在します。
本プロパティ(マルチパス側)とRSSI側をホストマイコン側で完全に把握し、例えば「RSSIは非常に高い(強電界)にもかかわらず、 音声歪みが激しい」という状態を検知した場合は、マルチパスが原因であると特定できます。
このとき、動的に MONOTHRESH を通常より低め(例: 40 程度)に設定して早めに完全モノラルへ落とし込み、 リスナーに歪んだ音を一切聞かせないという「インテリジェント・ノイズマネジメント」をマイコンのソフト側で実装可能です。

ヒステリシス擬似実装による音場固定
マルチパスレベルが閾値の境界線上を頻繁に行き来すると、モノラルとステレオの切り替わりが多発して耳障りになります。
現在のマルチパスレベル(FM_RSQ_STATUS コマンドで取得可能)が激しく変動している間は、 ホストマイコンからあえて MONOTHRESH = 0(強制モノラル)に固定し、受信環境が数秒間安定したことを確認してから元の値に戻すといった 「ソフトウェア・ヒステリシス」を組み込むことで、高級カーオーディオ並みの滑らかな聴き心地を実現できます。

4.3 デバッグ時のチェックリスト

順序の確認:
プロパティを設定する際、必ず 0x1808(ステレオ閾値)を設定してから、続けて 0x1809(モノラル閾値)を設定する流れが守られているか。

値の飽和チェック:
0〜100(0x00〜0x64)の範囲内であるか。 デフォルトの 60 (0x3C) から値を変更する際、100を超える不正データを弾くガード処理がマイコンのコードに入っているか。

CTSのポーリング処理:
SET_PROPERTY コマンドを連続発行するコードにおいて、1発目(0x1808)の送信後、確実に CTS==1 を確認してから2発目(0x1809)を送信しているか (ディレイ関数による目分量での待機はフリーズの元です)。

GET_PROPERTYによるベリファイ:
意図したブレンドが機能していないと感じた場合、0x1809 を書き換えた直後に GET_PROPERTY コマンドを発行し、 本当に 0x003C(または変更した値)がチップに書き込まれているかをシリアルモニタ等で確認できているか。

4.4 まとめ

0x1809 (FM_BLEND_MULTIPATH_MONO_THRESHOLD) は、FMオートブレンド機能の「終着点」を司る重要なプロパティです。
前回のステレオ開始閾値(0x1808)が「不快な領域への入り口」だとすれば、今回のモノラル閾値(0x1809)は「最悪のノイズから耳を守るための最終防衛ライン」と言えます。
hobbylab.jp の自作ラジオ基板において、市街地での移動受信テストや、屋内での意図的なアンテナ遮蔽テストを行いながら、この「防衛ライン」のベストな位置を探ってみてください。
ブレンド幅の調整により、劇的にラジオの「仕上がりクオリティ」が向上するはずです!






































更新日 2026/07/11 11:56  管理者 平林 剛Hirabayashi Takeshi